2021/08/09 18:16


シニア世代の方が遊べるゲーム

皆さん、シニア世代の方の遊べるゲームが少ない事をご存じですか?

そもそもゲームをしないのでは?と思われる方もいらっしゃると思いますが、デイサービスでは、毎日ゲームをしています。

トランプ、かるた、黒ひげやワニワニパニックのようなドキドキはらはら系の物、輪投げ等でしょうか。

ところが、ルールが難しくてやりたくない、心臓に悪い、負けるから嫌だ!と参加を拒む方も少なくありません。

子どもがするゲームをする事が苦痛に感じる方もいらしたと思います。

そんな中で私が考えた『ことばづくり』ゲームはシニア世代の方が遊べる脳トレカードゲームです。

脳トレではクロスワードや数独が有名ですが、専用の本、またはアプリが必要です。

このゲームがあれば、いつでも気軽に1人から5人まで一緒に楽しむ事ができるのです。

製作の途中から小学生にも楽しめるゲームだと分かりましたが、シニアの方が使う事を一番に意識してデザインやカードの厚み、

大きさを考えました。


▼ このゲームのおすすめポイント

  1. 配られたひらがなカードで単語をつくるだけの簡単なルール
  2. 基本の遊び方には勝ち負けがなく、真似した‼等の争いがない
  3. 簡単そうで侮れない難しさ
  4. 単語にしにくい文字を減らす事で、難易度の調整が可能
  5. 小さいお子さんからシニアまで幅広い世代の方が一緒に遊ぶ事ができる
  6. 認知症の方も遊ぶ事ができた

認知症があっても遊べるのか、疑問に思う方もおられると思いますが、デイサービスで使っていたので、

一般の方が認知症の方と遊ぶ事が出来るかには、不安がありました。

しかし、クラウトファンディングで支援してくれた友人(お母さまが認知症)からも

「初めてするゲームね!」と言って母が毎回真剣にやっているよ、と報告を受けています。

認知症の方とする場合は、ゲームというより「コミュニケーションを取る感じ」になるかも知れませんが、

社会性は認知症になっても残っている方が多く、にこやかに過ごせる時間が増えるかもしれません。


「ことば」がスムーズに完成する時もありますが、苦肉の策で作った「ことば」が面白かったり、完成を手伝ってもらったりが

思いのほか楽しかったりするので、普段あまり会話をしない人とでもコミュニケーションが取れるアイテムとしても

活用できるのではないでしょうか?


▼ どんな人に使って欲しいか

私が一番に試して頂きたいのは、認知症の家族がいる方です。

私の母は老々介護をしていましたが、実母だった為か、たまに来る私や叔母にはニコニコと接してくれますが、

母にはキツイ言動やしてくれて当たり前といった感じでした。

それに毎回同じ話、同じ質問は短時間でも苦しいものです。

母を手伝いたい気持ちはありましたが、普段接していない自分にはトイレやお風呂介助どころか、

祖母と2人きりになる事さえ難しく感じました。(介護の資格を取るきっかけです)

なので同じ様な想い、経験をされている方はこのゲームを試してみませんか?

祖母は亡くなりましたので、私の体験ではありませんが

  1. 同じ話、同じ質問が少なくなる(ゲームをしている間)
  2. 違う話題が増える
  3. 普段、介護をしていない人でもゲームなら出来るかも?といつも介護している人にほんの少しお手伝いができる。
  4. ゲームをする事で自然と脳トレになる


それから、入院のお見舞いにも最適です。私は何度も入院した経験がありますが、脳外科ではお花がNGでした。

入院する科や病院によっても違いがあるかも知れませんが、気晴らしにもなりますのでお勧めしたいです。


遊びながら、自然にひらがなやローマ字が覚えられるので、知育玩具としてもお勧めです。

日頃忙しくて、あまりお子さんと関わりが持てないお父さん、お母さんにも是非使って頂きたいです。

意外にも男性に気に入ってもらえる事が多く、直接販売で購入してくださった多くの方は男性です。

つい勉強しなさいと言ってしまったり、スマホゲームばかりしてる事が気になってる方は1日1回このゲームをするだけで、

会話も広がりお子さんの能力に気づかされる事もありますよ。


▼ 最後に

デイサービスで働いていた頃に、利用者さんが「孫がトランプに誘ってくれるんだけど、ルールが難しくて…つい、

私はいいわ。と言ってる」と話してくださったのを今でも思い出します。

このゲームが2色あるのは、デイサービスや大人数で遊ぶ事を想定したものなので、施設の方にも是非試して頂きたいと思います。

そして、『ことばづくり』が一家にひとつはあるゲームになるのが私の大きな願いです。